IPO株とは、証券取引所に株式を公開して誰でも取引できるようになる株のことです。
新規公開株と呼ばれることもあり、新たに株式を公開するときに公募価格によって一定の株数が売り出されます。
その株式は証券会社を通じて抽選で投資家に割り当てられています。
公募価格よりも初値(上場最初の株価)よりも騰がるケースが多く、たくさんの投資家の注目を集めています。
通常、IPO抽選に参加するには、証券会社に口座開設して株式購入に必要な資金をあらかじめ入金しておく必要があります。
複数の証券会社を利用してIPO抽選に申し込みたいときは豊富な資金が必要になります。
一方、事前に資金を入金することなく抽選に参加できる証券会社もあります。
その場合、当選した株を購入する場合だけ、あとから証券会社に資金を振り込めば間に合います。
そこで、事前の資金なし(0円で申し込み)でIPO抽選に参加できる証券会社を集めてみました。
証券会社 | 抽選方式 |
野村證券 | 抽選は厳正に機械的処理(平等抽選) |
松井証券 |
取扱IPO株の70%を平等抽選 |
岡三オンライン証券 | 3ヵ月間の合計手数料による当選確率アップ |
エイチ・エス証券 | 取扱IPO株の10%を平等抽選、IPOポイントの優遇抽選 |
いちよし証券 | 取扱IPO株の1%を平等抽選、他社との重複抽選申込不可 |
むさし証券 | 取扱IPO株の10%を平等抽選 |
ライブスター証券 | 機械的方法で完全ランダムに抽選(平等抽選) |
DMM.com証券 |
取扱IPO株の100%を平等抽選 |
1口座1口として機械的に平等に抽選するところが多いですが、岡三オンライン証券は手数料、エイチ・エス証券は取引や信用建株の残高にポイントが貯まり抽選で優遇されます。
なお、いちよし証券では他の証券会社と重複して抽選に申し込むことは不可となっています。
まとめ
2020年のIPO株はこれまで63件あり、初値(上場後に初めて付いた株価)で売却した場合、43勝19敗1引き分けという成績でした。
7割近い勝率で、IPO抽選に参加する株を厳選していけば、さらに高確率で勝てるようになります。
しかも、100株で数十万単位で利益が出ることも多いです。
証券会社の口座開設やIPO申し込みなどのテマはかかりますが、継続していけば勝率の高い投資といえます。