ConoHa VPS とは?
ConoHa VPS は、時間課金と1ヶ月~36ヶ月までに期間契約が選べるVPS(仮想専用サーバー)サービスです。
1時間当り1.3円~、1ヶ月契約326円~の激安価格で利用することができます。
また、OSやアプリケーションを指定するだけで自動的にインストールできるほか、クレジットカード決済なら今すぐ利用可能となっています。
今回、ConoHa VPS でGUI環境のchromeブラウザが使えるように構築していきたいと思います。
ConoHa VPS に申し込む
ConoHa VPS の「今すぐお申込み」ボタンから申し込みます。
会員登録&ログインして「サーバー追加」と押すと、下のように「サービス」や「OS」などを選択する画面が表示されます。
ここでは「VPS」「Debian」を選択します。
申し込み画面をスクロールすると、下のように「料金タイプ」「プラン」「rootパスワード」を選択します。
また、最安値の512MBプランではスペック不足のため、1GBプラン以上がおすすめです。
準備が整って画面右側にある「追加」ボタンを押すと、VPSサーバーの申し込み完了です。
ConoHa VPS を起動する
VPSの申し込みが完了すると、ダッシュボード 画面にサーバーを追加されます。
しばらくするとIPアドレスが割り振られて、ステータスが「起動中」になれば起動完了です。
コンソールで ConoHa VPS を操作する

ConoHa VPS コンソール
ダッシュボード 画面にある「コンソール」ボタンを押します。
下のように、別ウィンドウでコンソール画面が表示されています。
テキストを送信する機能があるので、コマンドをコピー&ペーストして利用できます。
ConoHa VPS のサーバ構築
コンソール画面が表示されたら、VPSサーバーの構築に移ります。
まずはrootユーザーでログインします。
root
続いて、コマンドラインでパッケージのバージョンアップを行います。
apt update
apt -y upgrade
次に、デスクトップ環境とダウンロードソフトをインストールします。
apt -y install task-mate-desktop wget
さらに、chromeをダウンロードしてインストールします。
wget --no-check-certificate https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_amd64.deb
apt install -y ./google-chrome-stable_current_amd64.deb
最後に、日本語が表示できるように設定します。
apt install locales-all
update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
apt -y install fonts-ipafont
以上で、サーバー構築は終了で、サーバを再起動します。
reboot
GUI環境でchromeを起動する
再起動が完了すると、上のようにGUI画面が表示されます。
「root」「登録パスワード」を入力してログインすると、下のようにデスクトップ画面になります。
rootユーザーの場合、安全性の問題でそのままchromeブラウザを起動することができません(root以外であれば起動できます)
そのため、「アプリケーション」>「インターネット」>「Google Chrome」を右クリックして、「パネルへ追加」します。
パネルのchromeアイコンを右クリックして、下のように「プロパティ」の「コマンド」に半角スペースを空けて「–no-sandbox」を追記(rootユーザー以外では不要)する必要があります。
以上で、chromeブラウザの起動設定は完了です。
パネルにあるchromeアイコンをクリックすると、chromeブラウザが起動します。
以上で、GUI環境でchromeブラウザが利用できるようになります。